先濵社長と2023年新卒入社1年目の対談~2023年を振り返り、アクセルを踏む1年に~
今回は先濵社長と新入社員1年目の3名が対談を行い、それぞれの2023年を振り返りました。
2023年は中期経営計画「Chori Innovation Plan 2025(以下、CIP2025」)」の初年度であり、新生経営計画策定から20年の節目の年でもありました。また社会人1年目のメンバーにとっては、慣れない業務に全力で向き合い、大きな学びとなった1 年だったのではないでしょうか。4月から新しい年度迎えるにあたって、今後に向けた意気込みなどを語り合いました。
参加者紹介
代表取締役社長 先濵一夫
1980年入社。2015年1月社長就任。20年間体を鍛えるのが趣味だったが、社長になってからはストレッチを中心に行うように。自分の身体と向き合い、変化を楽しんでいる。
繊維原料部 グエンさん
中国・台湾・ベトナムからの輸入業務を担当。高校時代、出身のベトナムにてミサンガの制作販売で起業していたことから、繊維業界に興味を持って入社。
化学品物流部 伊藤さん
アジア諸国からの輸入物流業務を担当。大学院にて環境応用化学を専攻。研究開発ではなく、モノを世界中に広める仕事をしたいと商社業界を志望して入社。
人事総務部 山﨑さん
新卒採用や内定者研修を担当。大学では運営を全て学生が担うアメフト部に所属していた。学生時代に就活に悩んだ経験から、就活生に寄り添いたいと人事職を希望した。
01.2023年とこれまでの20年を振り返って
がむしゃらに進んできた20年
<社長>2023年はCIP2025の初年度として、順調なスタートを切ることができました。VISION2030に向けて当事者意識を持っていただくため、希望する社員の皆さんに株式の付与も行いました。国際情勢の様々な影響はあるものの、変化の激しい時だからこそ存在感を発揮していかなくてはなりません。
また2023年は、新生経営計画策定から20年の節目でした。事業の選択と集中を行いながら、数字に貪欲に、がむしゃらに進み、今では社員の皆さんに自信がつき、経常利益100億円の常態化を目指せるようになりました。
<伊藤さん>入社前から蝶理はニッチな商材を幅広く扱ってどんどん進化している会社という印象でした。入社後、情熱を持って仕事に打ち込んでいる先輩方の姿を見て、それが蝶理の強さの秘訣なのだと思いました。
<社長>情熱的な人が多いのは、蝶理のDNAかもしれませんね。
<グエンさん>私は就職活動に際して外国人採用に積極的な会社を探していて、蝶理では外国人社員が多く活躍している点に魅力を感じました。
<社長>我々のビジネスフィールドは海外であり、これまでも海外の方を多く採用してきました。海外拠点では現地採用のナショナルスタッフ(NS)を含めて大勢が活躍しています。
02.入社以来頑張ってきたこと
先輩らに支えられつつ、自ら学びの姿勢を続ける
<社長>この1年は初めての経験ばかりで大変だったでしょう。皆さんが一番頑張ったことを教えてください。
<伊藤さん>私は研修期間中、毎朝前日の復習を30分と、貿易や語学を30分、自習の時間を設けていました。新入社員研修で仕事の基本的な部分は学んだものの、実際の業務の中ではさらに知識を得る必要があると思い自己研鑽しました。
<社長>私が若手の頃は今よりも仕事内容がシンプルでしたが、現在は業務も複雑化していて、入社してすぐ貿易業務に関わるのは大変でしょう。
<伊藤さん>貿易については知識ゼロからのスタートでした。最初は目の前の業務を「点で捉えて」取り組む状態でしたが、今は背景を理解し、業務を「線で捉えて」取り組めるようになり、担当業務にやりがいを感じています。
<グエンさん>私も貿易事務を一番頑張ってきました。特に難しいのは、輸入や出荷のタイミングをお客様のオーダーに合わせて調整する業務です。台風などでスケジュールがずれ、仕入先と納品先の板挟みになることもありました。
<社長>その辺はやはり経験が必要ですよね。
<グエンさん>困った時はひたすら先輩に教えていただき、社内外の多くの方と連携しながらスケジュールを組んでいます。やりとりしたことのあるお客様が次の機会にも私を覚えていてくださると、嬉しくなります。北陸では工場に足を運ぶ機会も多く、現場の方との関わりがモチベーションとなっています。
<山﨑さん>私が一番頑張ったことは、採用イベントの会社説明会です。運営からプレゼンまで全て1人で担当しました。終了後に学生からのアンケートで、「山﨑さんが魅力的だった」と名指しでコメントをもらったときは、心の中でガッツポーズをしました(笑)
<社長>自分で場をコーディネイトしたとは、すごいですね。入社1年目で会社のことを説明するのは大変ではなかったですか。
<山﨑さん>はい。まず会社の事業について勉強し、営業経験については先輩方に積極的にお声掛けしてこれまでの経験談を聞いて回りました。それらのエピソードを学生に向けてしっかり魅力が伝わるよう話すことを意識しました。
<伊藤さん>今後は私たちもお客様と対面で話す機会が増えてくると思うのですが、社長が営業時代に大切にされていたことは何ですか。
<社長>仕入先、販売先で、いかに評価されるかですね。面談の時は、値上げや納期調整などの目的があって行くわけだけれど、いきなり値上げの話をしても上手くいきません。何をどう話すか段取りを考えていました。上司の話し方を学んだり、練習台と思って先輩と話したりしました。
<伊藤さん>参考にさせていただきます!
03.新入社員の目指す先とは
経験を積み、仕事を楽しんでほしい
<社長>私が入社した年はオイルショックの影響により5年ぶりの新卒入社で、ロールモデルになるような年の近い先輩がいませんでした。皆さんには尊敬する先輩はいますか?
<グエンさん>同じ繊維原料部の牧さんです。いつもエネルギッシュで話すたびに私も元気をもらいます。入社前の社員座談会の際には、出先で車の中から参加されるほど仕事に全力で取り組んでいる姿が印象的でした。
<伊藤さん>私はメンターである物流部の三橋さんを尊敬しています。オンとオフの切り替えをしっかりされていて、仕事中は全力で取り組んでいる姿勢が好きです。若手の先輩方は面倒見が良く、休日もよく声を掛けていただきます。私も来年後輩が入ったら、同じように接したいと思います。
<山﨑さん>一緒に採用担当をしている岡山さんです。岡山さんに憧れたことが入社のきっかけで、人事の仕事を選んだのも岡山さんの影響が強いです。商社の営業も採用の仕事も、無形商材。自分自身の魅力を育てることが大切だと教えていただき、いつも親身に指導していただいています。
<社長>なるほど。皆さん、よい先輩に恵まれているようで安心しました。
<山﨑さん>社長は、今後どのような学生に入社してほしいとお考えですか?
<社長>やはり皆さんのように、好奇心があって、謙虚で、学び続け成長したいという意欲がある人、あとは海外志向のある方に入ってほしいですね。我々はそのような方々に成長機会を提供できる会社ですから。
<グエンさん>私たちは4月に2年目になりますが、今後特に心掛けるべきことは何でしょうか?
<社長>仕事を楽しむことですね。私が続けてこられたのは、やはり自分なりに楽しみを見出してこられたからだと思います。できなかったことができるようになったり、新しい仕事を任せてもらえたり、嬉しさの積み重ねを大事にしてもらいたい。
グエンさんはベトナムで人を4人も雇いながらミサンガ作りのビジネスをしていたとか。ぜひ蝶理でもビジネスを立ち上げるなど、新たな挑戦をしてください。
04.蝶理の未来、私たちの未来
成長している今が、新しいことに取り組むチャンス
<社長>今年は引き続き、VISION2030に向けた基盤固めに重点を置いています。9月には大阪オフィスの移転がありますので、皆さんの気持ちをガラッと替える機会になります。働き方や女性活躍などについても見直しを進め、多様な人材が活躍できる組織を目指していきます。
もう一つ重要なイベントが、2025年4月に予定している新しい基幹システムの本格稼働の準備です。それに合わせた組織変革プロジェクトでは、今年は大きな方向性を打ち出していく予定です。皆さんにも業務の標準化に取り組んでいただき、営業の仕方なども変えて新しいことに取り組んでもらいたいと思います。
<グエンさん>変革の必要性は理解していますが、通常業務とどのように両立したら良いのか不安です。
<社長>確かに今は入社1年目で仕事を覚えるのが精一杯かもしれません。ただ、今の業務は続けていれば必ず上達し、余力を作れるようになるので、心配せずに今自分ができることに向き合ってください。会社が成長している今だからこそ、負荷をかけて前向きに変化することが大切です。成長しているからといって、進歩しなければ未来はありませんから、新しいことを始めるには絶好のタイミングと考えています。今後変わり続ける世界環境の中で、蝶理のビジネスをいかに広げて深掘りしていくのかは、皆さんに委ねられています。これから作る基盤の上で、皆さんがどのように活躍されるのか、蝶理の未来をどう創っていってくれるのか、楽しみにしています。
<3人>ありがとうございます!
いかがでしたでしょうか。これからも蝶理社員について発信予定です。
次回の投稿にご期待くださいね。
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