第8回「IRプレゼンコンテスト」に協賛・協力しました
将来有望な学生は、いつの時代も行動力があるものですよね。蝶理では、2022年度から学生投資連合USICが主催する「IRプレゼンコンテスト」に協賛・参加しています。今回は2月16日に開催された大会の様子をご紹介します!
学生投資連合USICとは
2008年に設立された全国32大学が所属する横断型の組織。「学生から金融大国へ」をビジョンに、オンライン上と東京都内(主に日本橋茅場町/兜町)で活動しています。「学生の金融リテラシーを向上させる」をミッションに、合同勉強会の開催や、金融情報誌SPOCKの発刊を行っており、年に一度開催する「IRプレゼンコンテスト」を運営しています。
【公式】学生投資連合公式HP - 学生投資連合USIC | Union of Student Investment Clubs (usic2008.org)
IRプレゼンコンテストとは
USICに所属する全国の大学サークルと上場企業がチームを組み、学生が担当企業のIRプレゼンを行い、競い合う大会です。各チームの市場・企業・財務の分析力、着眼点やプレゼン能力などが評価対象となり、毎年レベルの高いコンテストが繰り広げられています。10分という短い時間で担当企業の魅力を詰めこんで発表し、上位3チームと審査員特別賞が表彰されます。今年は14チーム/企業が参加しました。
明治大学の公認投資サークル「Breakouts!」Aチーム
今年蝶理を担当してくれたのは、明治大学の皆さん。中学3年生から東証のセミナーに通うNさんをリーダーに、語学力を磨くHさん、イラストが得意なYさんの1年生3人が蝶理について調べ上げ、IR担当者になりきってプレゼンをしてくれました。大会の結果は、なんと審査員特別賞!感想を皆さんに伺ったので、ご紹介します。
ーーープレゼンしてみていかがでしたか?
N: 1年生の私たちは、まだプレゼンの経験がほとんどなく、本当に緊張しました。
Y:緊張で原稿の紙が震えてしまいました…。
H:審査員特別賞がもらえて嬉しいです!でも呼ばれたとき、Nさんは少し悔しそうだったね。
N:正直に言うともっと上での入賞を期待していました。ただ「このチームのプレゼンは参考になるな」と感じたチームが軒並み入賞したので、納得の結果です。
Y:導入が上手だったり、聞き手の心を掴むポイントがあったりするチームは印象に残りました。あとは話し方も重要なんだなと学びました。
H:私たちは練習では早口になりがちでしたが、本番は落ち着いて話せたと思います。
N:スライドの見た目も大事ですね。私たちも色合いや文字の見やすさを意識して作成しました。
ーーー蝶理を担当してみてどうでしたか?
N:実は以前、投資対象として蝶理を調べたことがあるんです。ペアを組むとなった時は「あの蝶理だ!」と思いました。
H:私は社名自体初めて知りましたが、調べるうちに興味が湧きました。「TEXBRID®」や「SPX®」など、糸は糸でもそれぞれ特徴があり、色んな種類があるのだと知り、視野が広がりました。
Y:専門商社と聞き、取り扱い商材が狭いのかと思ったのですが、意外と幅広くて驚きました。
ーーー皆さんがIR担当者として、蝶理の魅力を一つ伝えるなら?
N:中期経営計画の進捗率でしょうか。配当性向30%で着実に成長している点も魅力だと思います。
H:成長を感じさせる企業だと思いました。私が担当したのは繊維事業のページでしたが、SDGs商材の取り扱いなどが興味深かったです。
Y:安定性と配当性向ですね。また、1人当たりの売上高の規模を知り、人材も強みの企業なんだろうと感じました。
ーーー大会を振り返っての感想を教えてください。
H:盛り込まなければならないポイントが沢山ある中、持ち時間は10分。スライドを短くまとめるのに苦労しました。パッと見て分かるような見せ方を思いつくまでが大変!その分、閃いたときの喜びは大きかったです。
Y:最初私が作ったスライドは大幅に削ることになってしまい…。取捨選択の大変さを感じました。複数人で作ったスライドを一つにまとめるには連携も大事だと分かりました。
N:業界分析が大変でした。特に化学品は商材が幅広く、どこをクローズアップするか悩みました。医薬原薬を取り上げたのは、伸び率の高さと、聞き手にとって身近な商材であることから、蝶理の強みを押し出せると思ったためです。
Y:ESG、ガバナンスはもっと入れたかったよね。私が作ったESGのスライドはお蔵入りに…。
N:分析の説明の方に時間を割いたから…。BPSやEPSの説明、配当の独自予想は私たちのチームならではの内容だったかと思います。
ーーー審査員からは「唯一IR担当者になりきっていたチーム」と評価されていましたね。
Y:「弊社」で統一しようと皆で話し合ったんです。それが良かったのかな?
N:ポイントを単体ではなく、「強み×ESG」「業界分析×リスク」など組み合わせて説明した点についても褒めていただきました。
H:私が担当した半工半商の紹介ページについても触れてもらえました。「伝統×蝶理=SPX®」と工夫した表現だったので、コメントもらえて嬉しかったです!
ーーー今後の抱負を教えてください。
N:実は私たちのサークルは100人を超える大所帯なんです。私は先日、先輩から引継いでサークルの幹事長となったので、投資を勉強する合宿や企業訪問などを企画し、活動を充実させていきたいと思っています。当大会にはもちろん来年も出場する予定です。もしかすると後輩を指導する立場としての参加になるかもしれませんが、リベンジを果たしたいと思っています!
IR担当者振り返り
当大会は学生と企業がIRというテーマでペアを組む、非常にユニークな取り組みです。蝶理のことを新鮮な視点で分析してもらえるため、当社役員も発表内容を楽しみにしているほど。
西南学院大学とペアを組んだ昨年に続き、今年は2回目の協賛・参加となりました。投資サークルを自主的に選んで活動されているだけあり、大学1年生とは思えぬ知識の多さと好奇心を兼ね備えた学生さんたちでした。その眩しさに私たちIR担当者も大いに刺激をもらいました。学生の皆さんは今後の人生において色んな可能性を秘めている中、今回の経験が少しでも役立ってくれたらいいなと思います。明治大学Aチームの皆さん、ありがとうございました!