【MY CAREER】化学品本部野口さん
「最近楽しいのは、ブラジルでのビジネスを探すことですね。何故ブラジルかというと、ブラジルに海外出張してみたいから…と言っても過言ではないです(笑)
裁量権が大きいことが蝶理の特徴ですが、自由に商売の開発(商材・地域)をやらせてもらえるということは『世界中で商売ができること』です。この分野のマーケットを任せてもらっていると実感します 。次は東南アジア、ヨーロッパ諸国のマーケット開拓もチャレンジしてみたいです」
留学経験もなく元々英語は苦手だった文系出身の野口さん。今では大口顧客の担当もしつつ、自分にしかできない0→1のビジネスチャンスを創るなど世界を舞台に活躍しています。
1、 現在の仕事内容を教えてください。
(野口さん)化工原料部にて、コンデンサーに使用されるシュウ酸、塩化バリウム、タルクパウダー、リン酸などになります。メインは輸入商売となり、仕入先(海外)、売り先(日本国内)とのやり取りが多いです。聞きなじみのない化学品ですよね。
--生活を支える商材を取り扱っているという自覚と責任感
実は、シュウ酸・タルクパウダーは皆さんの身近にある電子機器やスマートフォンに使用されており多くの人の役に立っている重要な化学品商材です。毎日スマートフォンを使いますよね?中にはこの文章をスマートフォンで読んでいる人もいると思います。もしかしたらそのスマートの製造過程には私が輸入した化学品商材が使われているかもしれません。
みなさんの生活と密着に関わっているからこそ、『商社機能を止めてはいけない』という責任感を感じながら商売をしています。世界の情勢がどのような状況であれ、在庫を切らさず、メーカー顧客の要求に応え市場に届けることを第一に考えています。
--0→1ビジネスを創りたい、取引のある国々
既存案件だけでなく、輸出入共に新規ビジネスにも注力しています。顧客のニーズに合った製品を提供。扱える商材に縛りは無く、国内外に溢れている新規ビジネスに挑戦することも可能です。
現在の取引のメインは中国となりますが、その他は欧州・中東・南アジアなど、世界各国の取引先と商談しています。加えてブラジルと、東南アジア、ヨーロッパ諸国にアプローチしているところです。出張に行ってみたい国で0→1のビジネスのチャンスを狙ってます。
2、商社パーソンとして文系・理系は関係ない
‐‐シュウ酸・塩化バリウム・タルクパウダーを担当してほしいと言われた日
正直現在取り扱っている商品を初めから知っていたかと言われるとあまり知りませんでした。
もともと大学では文系(経済学部)に在籍しており「シュウ酸」と聞いても、何に使われるものであるかがイメージできませんでした。営業部に配属された当時は、私自身も同様に文系出身の人間は難しいのでは?と思っていました。
--情報は探せる時代。知識は自分の努力で埋められる。
開き直りではないですが、理系学部出身だとしても取り扱う商材を初めから詳しく知っている人は少ないのだと理解しました。だからこそ、化学品知識においては自身の努力で埋められる、自信がついた瞬間です。
先輩社員に教えてもらうことや、商品理解のため海外工場まで視察に行き、英語と現地の言葉両方で会話をしながら直接見て理解を深めました。恥ずかしながらお客様に不明な点を教えてもらうことを繰り返しながら、商品知識を身に着けることが出来ました。また、今の時代、インターネットで調べることもでるので、文系だからと言ってネガティブになる必要は無いと思います。
3、<突きぬける情熱>と自分らしさ
‐‐いつでも・どんな話題でも話せる相手と、仕事したいと思いませんか?
人が好きだよね、と人からよく言われます。私としても強みとしては「相手の懐に入るコミュニケーション能力」だと思います。商社ビジネスは平たく言えば誰と仕事をしたいかに尽きます。
私が担当している顧客は化学品に精通している方で、大先輩にあたります。物腰やわらかくコミュニケーションしてくださいますが、仕事とのメリハリがきっちりされている方。そういった方に“あなたと仕事がしたい”と思ってもらえるために、仕事の話だけでなく、プライベートの話もするように心掛けています。いろんな価値観を共有し、関係性を深めることで、こちらからの新しい提案に耳を傾けていただけます。また、トラブルが発生した際は、案件の進め方や最終ゴール地点について、スムーズな対応が可能となります。
4、次のインタビューアーへの一言をお願いします!
次は9年目の溝口さんです。化学品の取り扱い商材は違うので業務上の関わりはあまりないですが、仕事の相談や会話をすると溝口さんからのポジティブな意見に心が温まります。私にとっては素敵なお兄さん的存在です。
次回はライフサイエンス部9年目溝口さんの登壇を予定しています。次回記事までお楽しみに!